出会いの楽しみ方
若い女の子にとってはそうじゃなくて、助手席が最高の座だと思っているのでしょう。
だから、独身の女の子には結婚願望があるわけだし、愛人の女のコは男が妻と別れて自分と結婚してくれることを願っている。
だけど、既に結婚している女はそうは考えない。
結婚して何年も過ぎれば、妻の座というのはそんな大したものじゃない、そんな羨むようなものでもない、ということがわかってくるんです。
かといって、助手席に座っている妻としては、おめおめ他の女にこの助手席を譲りたくはないと思っています。
自分がバスの外に追い出されて、他の女に座られるのはいや。
夫にもう愛情がなくなっているならともかく、愛情があればなおさら譲りたくない。
なかには夫に愛人ができたら、そこまできれて妻の座にしがみつきたくないというプライドの高い人もいます。
逆に愛人がいても意地でも別れないという人もいますが、それは夫を愛しているから。
今は夫の気持ちが愛人のほうにいっているかもしれないけれど、戻ってくるに違いないと心のどこかで思っているんですね。
やはり助手席向きの女性っているんじゃないでしょうか。
助手席に座っていたら、地図を見なきゃいけないという話がありましたが、地図をちゃんと読めるというのも重要だと思います。
比喰的にいえば、人生の地図を読めるということは、自分たちが生きていく道をしっかり読めるということですから。
どんな男だっていつも自信満々で生きているわけじゃない。
人前ではビシッとしていて隙のない男でも、実は優柔不断な面があったりする。
人生、仕事で弱気になることだってあるし、転職しようかどうしようか決断のつかないことだってあるし、そんなときには助手席の女性には全部さらけ出して、励ましてもらったり、慰めてもらいたいときもあるわけですよ。
そうすると、助手席向きの女性とは、男が自分にとってラクな女性といえるんじゃないでしょうか。
ラクで気を許せる女性に、人生のナビゲーターになってもらいたい。
自分のいちばんかっこ悪いところを知っているのは、助手席の女性なんです。
縦列駐車は下手クソだとか、車線変更でいつも傭膳するとか、わかっているのは助手席の女性だけ。
本当はマザコンだとか、本当はだらしないとか、ありのままの姿を見せているのは、カミさんだけだったりするんです。
出会いはそれほど難しくありません。
